10月24日 寺西歯科医院内セミナールームにてTerra小屋(勉強会)が開かれました。
まず、最初に先日のWCUPS2012の報告を私からさせていただき、川崎先生のプレゼンの模様のビデオを流させてもらった。2位を受賞した内容だけに皆、関心して聞き入っていた。
(発表中の吉田雄太先生)
続いて吉田雄太先生と高田貴虎先生の2名が症例発表を行った。
吉田先生はまだ治療途中のものであったが、臼歯部欠損をインプラント等で機能回復を試みている症例だった。咬合の要因や歯周治療の問題等があり非常に難しいケースのように見受けられたがなかなか診査データをうまく分析できていなかったようで、様々な指摘をうけていた。メンバーからうけた意見をしっかり整理して今後の治療に反映させてほしいと思います。
(発表中の高田貴虎先生)
高田先生は上下顎多数歯が歯周病を伴って咬合崩壊している症例で上顎はオーバーデンチャー、下顎はブリッジとパーシャルデンチャーで治療を終えたケースを発表しました。高田先生らしく歯周治療を徹底して行い可能な限り歯牙を温存していてすばらしい発表だったと思います。ただ、上下顎関係にかなり問題をかかえていた患者さんでしたのでほかの治療方法も大いに検討すべきこともあったと感じました。デスカッションも大変盛り上がりました。今後も経過報告を期待します。
来月のTerra小屋も楽しみです。