10月16日 寺西歯科医院内セミナールームにてTerra小屋(勉強会)が開催された。
今回の演者は小森真樹先生と町田真吾先生であった。偶然にも二人は大学の同級生ということでライバルの競演となった。
トップバッターは小森先生でタイトルは「P.T.M.を伴う慢性中等度歯周炎、一部重度歯周炎に対し、L.O.Tおよび歯周組織再生療法、インプラントにて対処した症例」であった。まだ、治療途中の症例であったが、様々なテクニックを用いて全顎的な治療に取り組んでいた。前回の発表より数段レベルアップした姿を見せてくれたと感じた。ただ、まだ診査の段階でよくまとまっていない印象を受けた。しっかりと全体像を把握して治療計画を練り上げてもらいたい。
(発表中の小森先生)
続いて町田先生のタイトルは「インプラントと矯正にて咬合再構成を行った症例」であった。町田先生は矯正学的な診査も取り入れ細かく分析していたが、初期の分析にとらわれ過ぎて治療が進むにつれて収集がつかなくなっていたようである。治療のステップごとの再評価を柔軟性をもって行ったほうがよかったのではないだろうか。
(ディスカッション中の町田先生)
今回は今後を担う若手二人が発表してくれた。切磋琢磨してさらにレベルアップしてもらいたい。