10月18日 寺西歯科医院セミナールームにてTERRA小屋(勉強会)が開催された。
今回の発表者は榊原塁先制と二瓶実先生であった。
榊原先生は『補綴、限局矯正、インプラントを用いて咬合再構成した症例』というタイトルで発表した。歯列不正や咬合の不調和があり非常に難しい症例をステップバイステップでしっかり治療を進めていた。審美的な追及も丁寧に行っており最終修復物の仕上がりが楽しみである。ブラキシズムの既往があるのでプロビジョナルレストレーションでの観察を注意深く行ってもらいたい。
二瓶先生は『臼歯部遊離端欠損症例に部分床義歯を用いての咬合再構成』というタイトルで発表した。術後3年経過している症例で現在安定しているとのことであったが、義歯人工歯の咬耗・摩耗に注意をはらい、咬合支持を維持していってもらいたい。特に前歯部がオープンバイトの症例であるので、義歯での咬合支持には細心の確認と注意が必要であると考えられる。
さて、来月には赤坂会特別講演会も控えている。わずかな時間であるが、私も症例発表をすることとなっている。しっかりと準備をしたいと思っている。