11月15日(水)、寺西歯科医院セミナールームにてTERRA小屋(症例検討会)が開かれた。本年最後の開催となった。
発表者は毛内伸威先生と三宅甲太郎先生の2名であった。
毛内先生は『インプラント補綴に不調和を訴えている患者の症例』というタイトルで発表を行った。他院で処置されたインプラント治療の不調を主訴として来院した患者の治療であるが、全顎的にも問題点を多く抱えていると判断できる。非常に難しい治療となることが考えられる。また、歯科以外の問題もはらんでいるため複雑性を増しているようであった。まだ、治療途中ということもあり、熟考して進めてもらいたい。
三宅先生は『上下顎多数歯欠損を義歯にて再構成した症例』というタイトルで発表した。残存歯を抜歯の後、総義歯にて機能回復を図った症例であった。医院を開業して初めての総義歯治療ということである。手探りの部分もあったが、寺西先生の教えを守りながらステップバイステップで治療を進めていた。ところどころでもうひと息のところはあったが、しっかりと機能回復は達成できていたのではないかと思われる。先輩達に指摘されたところを含め、自身で再評価を行い次につなげてもらいたい。
さて、今年のイベントも26日の特別講演会で最後となる。できるだけいい会になるように努めていきたい!