とうとうこのときがきてしまった...。
皆さんご存じのように本日、松井秀喜選手が現役引退を表明しました。率直に言ってさみしいです。もう少し活躍してほしかったというにが本音です。
松井選手はジャイアンツの4番打者として3度の日本一になり、ヤンキースで世界一そしてワールドシリーズMVPにも輝きました。
私は巨人ファンですが、それ以上に松井ファン!メジャー移籍2年目から8年連続(ニューヨーク7回、アナハイム1回)で松井の応援に行き続けました。昨年もニューヨークに行ってきたのですが、すでにレイズを解雇されてしまい観ることができませんでした。ヤンキースタジアムのレフトのポジションを松井ではなくイチローが守っていたのを間近でみて複雑な心境になったのを覚えています。あの時もしかすると松井の雄姿をもうみれないかもしれないとおぼろげに感じていました。それが現実になってしまい本当に残念です。
(2004年、旧ヤンキースタジアムにて。とても雰囲気のある球場でした。)
松井の名前を初めて知ったのは松井秀喜高校3年の夏、清原以来のホームランバッター登場というニュースからでした。そして甲子園での5打席連続敬遠の試合が様々な議論を呼びました。まさかその松井がジャイアンツに入るとは...。ドラフト会議での長嶋監督のガッツポーズが忘れられません。そしてヤクルト・高津から打ったプロ初ホームラン。テレビで観ながら「ホームラン打ちそう」と思った瞬間、ライトスタンドにもっていきました。私の松井秀喜ファンのはじまりでした。それ以来、「ここで打つぞ」と思ったところではことごとくホームランを打ってくれました。実際に東京ドームでみた松井は驚くほど大きくて迫力があって凄かったな〜。ジャイアンツ最終年となる2002年はシーズン50本塁打を打ち日本一に輝きました。選手として絶頂期ではなかったかと思います。でも優勝して最高に嬉しいはずなのにどこか浮かない表情が気になりました。その後FAで移籍することに。「裏切り者と言われるかも知れないが...」と会見で言っていましたが、ナベツネ以外は誰もそんなこと思ってなかったでしょう。
(2009年、この年ワールドシリーズMVPに輝きました!)
ヤンキースに入団してヤンキースタジアムでの初戦第2打席満塁ホームランを放ちスタンディングオベーションを贈られました。鳥肌が立ちました。やっぱり凄い、これは観にいかなければと思い立ち、翌年から予定を立てて9年間松井を追いかけました。以来、骨折した年でもキャッチボールをするまで回復していたり、調子が悪い時期でもホームランを打ったりとずっと松井の姿を追うことができていましたが、とうとう今年は観戦直前(ヤンキースvsレイズ戦)に解雇になってしまいました。あれからずっと今年で終わりかもしれないという思いを引きずっていましたが、今日現実のものとなってしまいました。残念ですが、今はお疲れ様、ありがとうと言いたいです。やはりスーパースターは引き際を考えなくてはならないのでしょう。我々ファンが考える松井秀喜らしい引退を最後まで演じてくれたのかもしれません。星陵高校の恩師の山下智茂名誉監督の言葉は「ありがとう、よくがんばったと言ってあげたい。ただ、まだやれじゃないかという気持ちがある」でした。松井自身もそう思っているのかも知れません。
思えば私が歯科医師になったのが1992年なので、ほぼ同時期を松井が頑張っていたことになります。松井から沢山の喜びと励ましをもらったように感じます。ありがとう!
次の目標はやはりジャイアンツの監督になってもらい胴上げをみせてもらいたいですね。その日が来るまで応援し続けたいと思います。
頑張れ松井!
そして本当にありがとう!