1月26,27日、デンツプライIH研修室にて寺西邦彦臨床セミナー(パーシャルデンチャーの基礎と臨床〜インプラントとの共存を考える〜)が開催された。私も自身の臨床を踏まえたレクチャーをさせていただいた。
このパーシャルデンチャーコースは不定期ではあるが20年近くに渡って続いているセミナーで、パーシャルデンチャーの真髄を習得できる日本でも数少ない研修会である。パーシャルデンチャーの歴史、基本的な考え方、設計から実際のマウスプレパレーションのデモンストレーションそして臨床ケースの供覧まで余すところなく学ことができる。副題にもある通り、最近ではインプラントをどのように取り入れるかということまで含まれている。
(寺西先生の講義)
初日には基礎的な内容の講義と設計の実際というカリキュラムであった。その後、恒例の懇親会があり、研修生全員が参加し遅くまで臨床について語り合った。とても楽しいひと時であった。
(狩野さんのデモ)
2日目は第一人者である狩野敦志氏によるマウスプレパレーションのデモンストレーションから始まった。実際にマウスプレパレーションを目のあたりにし大きくイメージが変わったのではないだろうか。その後寺西先生の講義が続き最後に私のほうからレクチャーさせていただいた。インプラントをいかにパーシャルデンチャーに応用するのかという内容で私のライフワークともいえる話をさせてもらった。少しでも受講生の臨床に活かしていただければ幸いである。
(私も話をさせてもらった)
あっという間の2日間であったが、今回もいろいろな方々と知り合え、また心を新たにすることができた。皆様に感謝したい。
今週末はスタディーグループ赤坂会例会である。今回は若手のメンバーが4名発表することになっている。活発なディスカッションを期待したい。