2月3日(日)、東京国際フォーラムにてスタディーグループ赤坂会第3回例会が開催された。
今回は「包括的歯科診療を再考する」というテーマで行われた。
(寺西先生の挨拶から始まった)
まず午前中の基調講演として殿塚量平先生(とのつか歯科)にご講演いただいた。タイトルは「天然歯の保存と、新たな挑戦」で歯周治療の基本からインプラントの骨造成というアドバンスな内容までわかりやすく解説していただいた。その洗練された臨床に皆、引き込まれていた。また、顎関節の診断や歯牙移植の臨床ケースなど惜しみなく披露していただいた。今後、機会があれば是非、再度ご教示願いたいと思っている。大変素晴らしい講演であった。
(殿塚先生による基調講演)
午後からは4名の会員発表があった。
順番に加部晶也 先生(内田歯科医院)、雫田義和 先生(岩本町デンタルクリニック)、小林太郎 先生(コバヤシデンタルクリニック)、林以庸 先生(富沢歯科医院)が症例発表を行った。皆、緊張していたようだったが、素晴らしい発表をしてくれた。年々、若手会員のプレゼン能力が上がってきているのには驚かされる。もちろんまだまだ未熟なところはあるが、ディスカッションに耐えうる内容であった。今後も若手の飛躍に期待したい。
(会員発表する小林先生)
私は林以庸 先生の座長をさせていただいた。林先生は昨年の赤坂会合宿の発表でゴールドメダルを獲得した。その名に恥じない素晴らしい発表であった。今後さらに精進し上を目指してもらいたい。
(会員発表する林先生)
また、例会終了後には恒例の懇親会で大いに盛り上がった。今回は古くからのメンバーである田中徹先生の還暦のお祝いをさせていただいた。今後も我々を優しく、厳しく指導していただきたい。
(会を代表して山口さんから田中先生へ花束贈呈)
今年度(2012年度)もこれで赤坂会の例会は終了した。中身の濃い一年であったが、2013年度も早速4月6,7日にDr.Hugo De Bruynを招いてスタディーグループI.O.R.とのジョイントミーティングが開催される。初めての試みであるが、是非、成功させたいと思っている。