3月13日(水)、寺西歯科医院内セミナールームにてTerra小屋(勉強会)が開かれた。
今回は加部先生と雫田先生の2名が発表した。加部先生は「臼歯部咬合支持喪失による、咬合高径低下および前歯部軽度フレアーアウト症例に対する包括的治療(治療途中)」というタイトルの発表であった。全顎的な治療が必要な症例に対して様々なテクニックを用い回復を試みていた。先生の持てる知識や技術を総動員して治療にあたっていたようであったが、治療が有機的に結びついているようには見えず、その場しのぎで治療をこなしているように感じた。なぜそれを行うのかをもっと深く考え実践してもらいたい。それには診査・診断時から深く考察しなければ導きだせない。今回の反省を踏まえてレベルアップしてもらいたい。
(トップバッターは加部先生。)
雫田先生はオーバーデンチャーの症例であった。総義歯(オーバーデンチャー)の製作は初めてということもあり手探りの治療であったことがうかがえた。しかし、寺西先生のお言葉にもあったように最初だからこそ慎重にステップを端折らず治療を進めなければならない。雫田先生と担当技工士の関君も総義歯に関してはかなり勉強すべきところが多いようにみえた。あやふやな知識・技術の融合は決していいものは生み出さないことを心してほしい。
(2番目は雫田先生。)
今回の発表の2名は今後赤坂会を引っ張っていく有望な若手なので厳しい意見もでたと思うが、今後の糧として飛躍してもらいたい。