3月19日(水)、寺西歯科医院内セミナールームにてTerra小屋が開かれた。2013年度最後のTerra小屋であった。
まず、Terra小屋では初の試みである英文抄読会が行われた。今回は文献に精通している高田貴虎先生が準備と解説を取り仕切ってくれた。題材となったのはP.Cortellini先生のClinical and radiographic outcomes of the modified minimally invasive surgical technique with and without regenerative materials: a randomized-controlled trial in intra-bony defects』という論文であった。歯冠乳頭を温存しながら骨縁下欠損の再生を図るテクニックの論文で、最近では主流になっている考え方のようである。高田先生の準備も素晴らしく、大変わかりやすかった。さらに懇親会では富澤先生にそのテクニックについて解説してもらいとても有意義のものとなった。今後も続けていくようなので大いに期待している。
(高田先生による英文抄読会)
続いて会員発表に移った。演者は加部昌也先生と根間大地先生であった。加部先生は以前発表したケースがフィニッシュしたのでその発表であった。若干、ちぐはぐはフィニッシュで少々残念な出来であった。これから赤坂会をリードしていかなくてはならない立場なので今後のケースはきっちり仕上げてもらいたい。期待している。
(会員発表する加部先生。)
根間先生はまだ治療が始まったばかりのケースであった。診査・診断や治療の進め方に未熟さをみせていた。もうそろそろ「いいね」と言わせるような姿をみせてほしい。頑張ってもらいたい。
(会員発表する根間先生。)
さて、2013年度も全てのイベントが終了した。2014年度はまた新たな試みを取り入れて赤坂会は進化していくと思う。その第一弾として
WCUPS 2014 Japan Conventionが4月12,13日に開催される。いちスタディーグループが国際学会を取り仕切る初の試みとなる。全力で成功に導きたい!