4月16日(水)、寺西歯科医院内セミナールームにてTerra小屋(勉強会)が開催された。
本年度、第1回目のTerra小屋は小木曽 縁先生と雫田義和先生が発表した。小木曽先生は初めてのインプラント症例ということであった。インプラント以外にも様々な治療が必要なケースで四苦八苦していて余裕が無いように見受けられた。先輩たちから沢山のアドバイスをもらっていたのでそれを活かして何とかフィニッシュしてもらいたい。余裕が無いときは普段は気づくようなことも気づかないものである。そのためには診査・診断を丁寧に行い、治療計画を立てるときは治療手順も含めて考えておく必要がある。私も修行時代は治療の進め方やその時間配分も治療開始前にシミュレーションして臨んでいた。小木曽先生がそういうステップを踏んでいるのか疑問である。
雫田先生はフルデンチャーとパーシャルデンチャーが必要な症例であった。私の率直な感想は「ちょっと考え方がずれているな」というところである。もう一度、基本にかえって義歯の設計等を見直してほしい。さらに言えば、やはり診査・診断・治療計画をしっかり行うことである。治療中にいろいろ方針が変わるようではいいフィニッシュは迎えられないと思う。
さて、本年度からTerra小屋にも新しいメンバーが参加することになった。今まで若手と言われていたメンバーも今度は新人を指導していく立場となる。大変だと思うが、より一層研鑽に励んでもらいたい。私たちも気を引き締めていきたい。