6月21日(水)、TERRA小屋が寺西歯科医院セミナールームにて開催された。
今回の発表者は町田真吾先生と小森真樹先生であった。町田先生は顎関節に障害があると思われる患者に対して、様々な診断機器を応用して治療にあたっていた。難しい症例を様々な角度から考えようとしていた点は非常に評価できる。しかし、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉があるように自身のなかで整理できず、かえって空回りしていたようにみえた。もっと有機的にとらえ判断できる能力を身に付けて行ってほしい。
一方、小森先生は歯列不正を伴う咬合崩壊をきたしている患者を補綴的に改善しようと試みている症例であった。小森先生は町田先生とは逆に不十分な考察をもとに治療をすすめ、少々心配な状況になっていた。やはり診査・診断で熟慮を重ねなければ良い結果は得られないであろう。今後も先輩達にアドバイスをもらいながら、より良い結果に導いてほしい。
これから赤坂会を引っ張っていく先生たちであるので、より研鑽を積んでほしい。