7月18日(水)、寺西歯科医院セミナールームにてTerra小屋(勉強会)が開かれた。
今回の演者は李先生と岩下先生の2名であった。
李先生はオープンバイト(開咬)のケースを臼歯部の修復を主とした治療で機能回復を目指した症例だった。オープンバイトのケースは様々な要因をはらんでいることが多く矯正処置も含めた総合的な治療を行うことが一般的である。李先生はシンプルに咬合高径を減じることで対応していたが、今後注意深く経過観察しさらなる報告を期待したい。
(発表中の李先生)
岩下先生は反対咬合のケースをマルチループを用いた矯正治療で対応した症例であった。多数の矯正前処置が必要な症例であったが、その治療順序には様々な質問があった。また、矯正専門医からは矯正の診査や仕上がりに注文がでていた。複雑な治療が必要なケースでは治療手順も含めて慎重な対応が必要であることが再認識できたのではないだろうか。
(発表中の岩下先生)
次回Terra小屋は10月と間隔が開いてしまうが、高?田先生と吉田雄太先生の発表に期待したい。