9月1日(日)、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにてスタディーグループ赤坂会第2回例会が開催された。今回のテーマは「包括的歯科診療における矯正治療のありかた」であった。
午前中は綿引 淳一 先生(AQUA日本橋DENTAL CLINIC)による基調講演が行われた。綿引先生は矯正医でありながら、ご自身で歯周治療や補綴治療も行われていて研究論文も多数執筆されている方である。今回の講演も総合治療における矯正治療をご自身の研究結果もふまえたもので非常に感銘をうけた。我々、一般医が矯正医と連携をして治療を行うにあたって様々な考え方の違いで悩まされるものであるが、その溝を埋めてもらえるような内容であり、今後の臨床に必ず役立つものであると感じた。
午後は野寺 義典 先生(銀座アベニュー矯正歯科)、加部 晶也 先生(町田メアリー歯科)、田ヶ原 昭弘 先生(歯科サンセール)による会員発表が行われた。赤坂会らしくディスカッションも活発に行われ、非常に有意義な時間であった。
これまで赤坂会では定期的に矯正治療をテーマにし、矯正治療とどう向き合うかを考えてきた。今回はこれまでの矯正治療との距離がグッと縮まったような思いがする例会となった。今後とも理解を深めて臨床に活かしていきたい。